⾒えない世界への⼿探り

量子脳理論と科学的知見について

当方が坐禅を始めたきっかけは、「何も考えず、ぼーっと楽にしていたかった」という理由です。ただ、母校大学の坐禅会の関係で、周囲には公案修行を本格的にされている方が多く、「入室・独参どうですか?」と親切に勧められることもありました。しかし、「当方はそういう厳しい修行を望んでいるわけではなく、単にぼーっと楽にしていたいので…」とはさすがに言いづらく、適当にごまかしていました。

一方で、当時の大学内は唯物論的な空気が強く、輪廻転生のような話題に触れると、どこか「変わった人」という受け止められ方をされがちでした。ロジャー・ペンローズ博士が、輪廻転生の可能性にも言及した「量子脳理論」の仮説を提唱されたのもちょうどその頃で、当時は批判的な反応が多かったと聞いています。

ただ、そのペンローズ博士が後にノーベル物理学賞を受賞されたことも影響しているのか、数年前に偶然お会いした有名な若手量子力学研究者に「量子脳理論をどう思われますか?」と尋ねたところ、「私は概ね正しいと思っています」と、肯定的な返答がありました。また、母校で総合科学を専攻している現役学生に意見を求めた際には、「可能性としてはあり得るとも思います」と、どちらにも振り切らない慎重な答えが返ってきました。(別件ですが、某国が問題視し嫌がらせを行って来ているきっかけとなった、日本の首相の答弁も、何ら問題なかったと当方は考えています。)

当方自身は、ダライ・ラマ14世の「科学が仏教の主張を誤りと示すなら、科学を受け入れるべき」という言葉に強く共感しています。どの分野であれ、思想的な立場から科学的知見を拒んだ極端な論を主張するよりも、謙虚に受け入れることが、社会をより良い方向へ導くと感じています。いまだ「意識」の仕組みは科学では解き明かされていませんが、将来、科学の進歩によって、「意識」について解明されることを期待しています。

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